• 冬太郎 Fuyutaro

Diamond Atelier Ducati Monster 1200 R


DA#15 Ducati Monster 1200R

Photo: Lukas Magerl

いかがだろう今日はいきなりカスタム後とベースモデルの写真をご覧になっていただいた。そしてこのリンクをクリックしてもらえれば大きな画像で細部まで見て頂ける。

ベースは2017年モデルのドゥカティ・モンスター1200Rだ。Bike Exifでも取り上げられている1台である。狙ったのかどうかは定かではないが、ミゲル・ギャルーチが生み出したオリジナルモンスターM900に佇まいが似ている。

華やかなゴールドとシックなソリッドオリーブグリーンがお互いを引き立て、唯一無二の存在感と供にそこに佇んでいる。そのフレームやタンクのラインに使用されているゴールドは24Kだ。

ベースモデルも流石のイタリアンデザインでまとまってはいるが、こうして完成されたマシンと比べてしまうとどうしても重苦しい印象は拭えない。無駄を省きシンプルに車両を仕立て上げて行くよい例ではないだろうか。一方でただシンプルにするだけでは安っぽい雰囲気が出てしまうところを、全体のディティールプラス細かい箇所の仕上げを高いクオリティで成立させる事によってこの色気が出てくるのであろう。

細かいパーツにはmoto gadgetやRizomaのパーツを用いる事によって品質からくる美しさを醸し出す事に成功している。しかし言葉にするのは簡単だが個々のアフターマーケットパーツをセンスよく配置することは何が必要で何がいらないのか明確なビジョンがなければできない仕事である。それをやってのけるビルダーのセンスには脱帽するばかりである。

最もディテール面で気になるリアセクションに関してはCADソフトで設計を行い3Dプリントで制作を行なった上で、メッキ処理をしたそうだ。先のリンクでも見てもらえるがメッキ処理の風合いがとてもよいテイストを生み出している。工業製品は時に機械的な正確さよりも手作業の生感が感じ取れる方が人の心を掴む事があるので不思議なものだ。

今日、紹介をさせてもらうビルダーはドイツ・ミュンヘンをベースとしたダイアモンド・アトリエだ。

はじめてこのビルダーのサイトを真剣にブラウズして初めて気がついた。彼らが作っているのはカスタムバイクではなく芸術品だ。

まぎれもない芸術品である。

サイトで使われている写真もすべて美しく一枚一枚丁寧に撮影をされていることを感じることができるし、こだわったシチュエーションでバイクが芸術品として扱われているように感じる。

こういったビジュアル面にも気を配ることができるということは、バイクの製作に関してもバイクの存在意義として重要な『どのように見えるか』という点について抜け目なく仕事をしてくれることが想像に難くない。

彼らのHPに掲載をされている作品(そう呼びたくなる)からは高次元でスタイリングの調和を生み出すことに非常に長けているという事が伝わってくる。意識をせずとも目に入った瞬間にこれはいいものだと伝わってくる本物の芸術品のようなオーラだ。

DAのHPにはもちろん『about us』のページがある。そちらの自己紹介文もなんとも詩的な表現になっている。

せっかくなので紹介をさせていただきたいと思う。意訳の部分もあるので個人的な主観で訳させてもらう。

One night in July, 2013 – Cruising through the empty streets of downtown Munich like on any regular summer night, we approach the city’s biker hangout. With the familiar smell of gasoline in the air also comes the well-known selection of local customized bikes we have all seen so many times before.

With most “custom“ parts being bought from catalogues and not hand-build, the majority of these motorcycles look like they rolled off the same Cafe Racer production line.

There had to be more than the existing monotonous and repetitive custom scene.

What it needed was fresh ideas, unique styles and never before seen creations. – But we sure knew, that just another workshop wouldn’t cut it.

It strived for a whole new mindset;

Young entrants in an old-established niché;

The next generation of Cafe Racers.

That summer night, we founded Diamond Atelier.

2013年7月のある夜ーミュンヘン中心の通りもまばらとなった道を流しながら、地元のバイクミーティングに

向かっていたいつもの夏の夜。なじみのガスの匂いをまとった地元のカスタムバイク達。

それぞれのカスタムパーツはいつかどこかで見たことがあるカタログからの物たち・・・

手作りでもなく。カスタムであってもどこかの生産ラインからデリバリーされた既製品のようだ。

単調で使い古されたアイディアはカスタムシーンにはいらない。

必要とされるのは手垢のついていないアイディア、唯一のスタイル、誰にも似てない創造物。

僕らの思い描くスタイルはその他のどんなビルダーも手を出さない。

多数派に入って安心することではなく、多数派に向かっていく戦い。

予定調和の安心に踏み込む若き挑戦者たち

新世代のカフェレーサー

そんな夏の夜にダイアモンドアトリエを立ち上げたんだ。

彼らが作っているのは芸術品である。そんな芸術品にまたがって好きなところまで疾っていける。バイクってなんて素晴らしいのだろう。

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